青青日記

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金蚕蠱・・・というか蚕
金蚕蠱とは、蚕に似た食錦虫を使って人を呪い殺し、自分は蓄財できるという妖術です。
妖術の具体例には色々なバリエーションがあるようで、くわしくは澤田瑞穂先生『中国の呪法』をドゾ。(おお!丸投げかよ。) 
(ちなみに。つい最近、諸星大二郎先生『西遊妖猿伝』を友人から譲り受けるという幸運に恵まれまして、ひさびさに読んだら金蚕蠱ネタがあって、漫画のなかで『中国の呪法』が紹介されていました。諸星先生と同じ本をネタに使ったんやなあ、それにしてもネタの転がし方がほんまに違うもんやのう、、、とちょっと感慨&赤面。)
中国と西方との交易路に「シルクロード」と名がつくほど、絹は中国の特産品であり、たいへんな利益を生むものでした。
蚕を祀って蓄財・・・という金蚕蠱の伝承には、そういう背景があるように思います。
絹の東伝―衣料の源流と変遷
布目順郎『絹の東伝―衣料の源流と変遷』小学館
中国古代の蚕や絹について調べていて、面白かった本。
ヤママユガの一種で桑を食べるクワコを家畜化したのは中国人で、紀元前5000年頃の遺跡から蚕の絵が彫られた器が出土しているそうです。
その他いろいろ面白い情報がもりだくさんだったんですが、それにしても気になるのは、著者の先生。京都工芸繊維大学の名誉教授でシルクの研究をなさってて、名前が「布目順郎」って、、、奇面組のキャラですか? ペンネームなんでしょうか?ご本名としたら、生まれつき繊維の研究を運命付けられてたとしか。。。いや、失礼な発言すみません。

澤田 瑞穂『中国の呪法』平河出版社
諸星 大二郎『西遊妖猿伝』(15)金蚕蠱之巻 潮出版社
中国史オタ |2007.07.04 Wednesday 23:59 | comments(0) | trackbacks(0) |









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