青青日記

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曹叡の詩 昭昭素明月
某巨大掲示板の「【聡明】曹叡【意外と清純系】」スレッドに触発されて、曹叡の詩を調べてみるブーム来ました(オイオイ)。というか、曹叡の詩が残ってるなんて今まで知らんかったです(オイ)。
せっかく調べたので、メモ代わりにUP。こんなん誰も興味ないと思いますが、すごくヒマな人は、詩作してる皇帝を妄想して私と一緒に萌えてください。
全体にテキトーです。漢詩の韻とか平仄(?)とか、全然知りません。ツッコミお待ちします。

樂府詩 昭昭素明月 / 魏明帝
昭昭素明月 輝光燭我牀

憂人不能寐 耿耿夜何長

微風吹閨闥 羅幃自飄颺

攬衣曳長帶 屣履下高堂

東西安所之 徘徊以彷徨

春鳥向南飛 翩翩獨翺翔

悲聲命儔匹 哀鳴傷我腸

感物懷所思 泣涕忽霑裳

佇立吐高吟 舒憤訴穹蒼
昭昭たる素明の月、輝光 我が牀を燭(て)らす。
明るく白く輝く月 光がベッドを照らしている
憂人 寐ぬる能はず、耿耿として夜何ぞ長き。
悩んでいる私は眠れず もんもんとした夜はなんて長いんだろう
微風 閨闥を吹き、羅幃 自ら飄颺(ひょうよう)す。
そよ風が寝室に吹き 薄絹のカーテンが揺れる
衣を攬(と)りて長帶を曳き、屣履(しり)して高堂を下る。
衣を取って長い帯をひきずり くつをつっかけて奥座敷から出た
東西安くに之く所ぞ、徘徊して以て彷徨す。
どこへ行くあてもなく うろうろするばかり
春鳥 南に向つて飛ぶ、翩翩として獨り翺翔す。
春の鳥は南に向かって飛び 一羽でひらひらと高く羽ばたく
悲聲 儔匹(ちゅうひつ)に命じ、哀鳴して我が腸を傷ましむ。
悲しそうな声で仲間を呼び その鳴声は私の胸をかきむしる
物に感じて所思を懷へば、泣涕 忽ち裳を霑す。
かくして恋人を思えば 涙がスカートをぬらす
佇立して高吟を吐き、憤を舒べて穹蒼に訴ふ。
しばしたたずんで声をあげ つもる思いを天に訴える

『玉台新詠』より。『文選』では作者不明の楽府「傷歌行」とされている。夫の留守を嘆く妻のうた。
以下の詩のリメイクらしい。

古詩
明月何皎皎 照我羅牀幃
憂愁不能寐 攬衣起徘徊
客行雖云樂 不如早旋歸
出戸獨彷徨 愁思當告誰
引領還入房 涙下霑裳衣
明月 何ぞ皎皎たる、我が羅の牀幃を照らす。
憂愁して寐ぬる能はず、衣を攬りて起ちて徘徊す。
客行 樂しと云うと雖も、早く旋歸するに如かず。
戸を出でて獨り彷徨し、愁思 當に誰にか告ぐべき。
領を引きて還りて房に入れば、涙下りて裳衣を霑す。

参考文献
内田泉之助・訳『玉台新詠』上 新釈漢文大系 明治書院1974年
石川忠久・訳『玉台新詠』中国の古典 学習研究社 1986年
詩文 |2006.11.01 Wednesday 23:59 | comments(0) | trackbacks(0) |









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