青青日記

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ファッション雑話
巫炎のファッション「ベルばら」の池田理代子先生が「18世紀末ブルボン王朝の服はイモいから」という理由で、オスカルにナポレオン時代の軍服を着せたとゆーのは有名な話ですが(フランス革命前はヅラが基本だし)、漫画には時代考証より大事なことがあると思うのです。
・・・と有名人を引き合いに出しての弁明で口火を切りまして、以下は言い訳の文であります。

左の巫炎のファッションは、唐代のものです。周掘帚儔峪貼図」ですね。
漢代の人という設定なのに唐代のファッションとはこれいかに?! なのですが、盛唐の女性服飾は、歴代中国史のなかでもイカすと思うですよ。

三国時代の人は、ピアスをしなかったそうです。
「身體髮膚、之を父母より受く。敢て毀傷せざるは孝の始め也。(先祖からもらった体を傷つけないのが親孝行の第一歩だ)」(孝経)
という儒教道徳のためかと思います。
ピアス、入れ墨、ショートヘアなどは蛮族の風習とされ、身体毀傷しない漢民族は文化的である・・・これが中国統一のアイデンティティだったようです。古代中国の刑罰には足切り・鼻そぎなどに並んで、黥(入れ墨)、髠(断髪)もあったのです。
これに関連して、気になることを一つ。
『三国志』明帝紀に
魏明帝天姿秀出、立髮垂地、口吃少言、而沉毅好斷。(容姿に優れ、立つと髪は地面に垂れ、どもりで口数は少なく、沈着剛毅で決断力があった。)
『晋書』武帝紀に
中撫軍聰明神武、有超世之才。髮委地、手過膝、此非人臣之相也。(聡明で超世の才能がある。髪は地面に垂れ、手は膝より長く、人の臣下となるべき相ではない。)
・・・と、曹叡も司馬炎もメーテル以上の長髪だったと記録されているのですが、体にハサミを入れなかった結果なんでしょうか。それとも高貴な人は異相だったという定番表現なのですか?
「八卦の空」で曹叡を描くにあたり、史書通り長髪にしよーかと一瞬思ったけれど(そして長髪皇帝は少女漫画的にはアリだとも思ったけれど・・・てゆーか、そういうの本当にあるしな)、あまりに面白すぎるので、やめました。
中国史オタ |2006.10.05 Thursday 23:59 | comments(0) | trackbacks(1) |









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中国皇帝のお茶
「茶館」は老舎先生の代表作の一つである。老舎先生は早くから中国新旧社会の変遷史を執筆したいと思っており、あれこれ考え茶館という場所を選んだ。 茶館は多彩な人物が集まるので、一つの大きな茶館は、一つの小さな社会なのである。 老舎先生執筆の「茶館」は大評
| 中国茶@中国茶を飲んでみよう! | 2007/03/27 8:57 PM |
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