青青日記

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一般の文官は「進賢冠(しんけんかん)」をかぶりました。
こんなんです。(画像クリックで拡大)
進賢冠スケッチ

・・・いまいち分からないって(涙)。

記録では、
前の高さが七寸(16cm)に後ろは三寸(7cm)で長さが八寸(19cm)。
梁の数にランクがあり、三梁は公侯、二梁は高級官吏。下っぱの役人や博士・私学に学ぶ弟子は一梁。
だそうです。
図Cのばあい、左が一梁で右が三梁・・・なんでしょうか? それとも、両方とも一梁?

古代中国人は髪を露出させることを忌み嫌っていたので、普段からかぶりものを着けていたそうです。
図Dは図Cと同じ壁画で、従者(D)と主人(C)のようですが、この従者のかぶりものが多分「幘(さく)」です。
進賢冠は、幘に冠(梁の部分)を組み合わせたものなのです。

 図の出典(いずれも青木のスケッチ)
 A 漢・陶盤 アメリカ・ネルソン美術館蔵
 B 後漢・周公輔成王図画像石 山東省
 CD 後漢・洛陽朱村東漢墓壁画


ちなみに、単行本1巻で描かれている進賢冠は、すべて間違ってます(オイ!)。三国志ムック本のちっこい写真を見て描いてました。
2005年7月にサイト「松濤堂酒店87號」様が「古代冠・管理人の分かるかぎり事情」ページをUPされ、それで勉強しまして、やっと少し分かるようになりました。

進賢冠
そして描いたのがコレ。
理解がすすんだ上で見直してみると、中国ドラマ「三国演義」で曹操や魯粛はちゃんと進賢冠をかぶってました。汗。しかし、梁が四本あるのです。となると両サイドは数えないのか・・・?
ということで、この絵は「一梁」のつもりで描いておるという。

参考:
「松濤堂酒店87號」
「古代冠・管理人の分かるかぎり事情」ページは、当時の冠がランク&TPOに分類して説明されていて、本当に素晴しかったのですが、諸事情で現在は見ることは出来ません。

三国志ニュース 梁はいくつ?
http://cte.main.jp/news/blog.cgi?time=1121085153&id=okakiyo
中国史オタ |2006.04.23 Sunday 23:59 | comments(5) | trackbacks(0) |
こんばんわ、たびたびのトラックバック、ありがとうございます。
おー、こう示していただけると、思っているのと同じだとか違うとか書きやすいですね。
私の場合は両サイド、カウントしますよ。
(ドラマはあくまでもドラマだというスタンスで。あと両サイドをカウントしないとしたら今まで二梁以上の漢代の画像をみたことがないため)
この間のサークル活動(?)のとき内山書店で次の本を持っていらっしゃるときいたので、ここでは参考資料として冨山至先生の「古代中国の刑罰」をあげます。
98ページの刑罰図をみてください。そうそう、これは[髟/π]刑が実は髪を剃っているわけではないって話の流れの図ですが、それはさておき。
この図の左上の方の官吏が、三梁と両梁(二梁)が混ざっている集団だと思います。
一梁は下で楽器を弾いている集団だと見なしています。
なので今のところのイメージとしては一梁はウルトラマンのとさか、あるいはウルトラセブンのアイスラッガーみたいなのかな、と想像しています。
つまり記事中のAが一梁、Bの右側が三梁、Bの左側の灰色の部分が何のか不明、って感じでしょうか(とちゃんと知っている人からみたら簡単に覆されそうな持論ですが)

あと俑をみると進賢冠につかう[巾責]には屋がなく、直接、頭上に梁を置いている感じですか根。
| 清岡美津夫 | 2006/04/28 9:51 PM |
遅レスすみません。
不勉強なのにこんな記事を書くと、コメントついたときレスできなくなるんですな!(今まで、三国志系サイトでは受講生の立場におりましたもので・・・汗。)
そうですね。やはりCは三梁ですかね。『古代中国の刑罰』98ページは、あきらかにそうですね。(ただ、わたし的には楽人は&#24152;かなあ・・・と。)
それから、上のスケッチを描いて思ったのですが、やはり、スケッチでは情報量が限られますね。上のCの右も、灰色部分のふちどりが無いようにスケッチしましたが、原画のカラー写真を見ると、もしかすると三梁の絵だったものが、1200年の間に顔料が剥落して、このように見えるようになったのか?・・・と、判然としません。(カラー写真の不鮮明さもありますし。)現物を見れば、また発見もあるんでしょうが。。。
| 青 | 2006/05/01 10:25 PM |
上コメントの「&#24152;」てのは[巾責]サクですね。へえ、本文では使える漢字が、コメント欄ではダメだったりするんや〜。

まあひとまず、ゴソゴソ調べ続けてみます。ブログを見た方からの御教示もお待ちしつつ。。。
| 青 | 2006/05/01 10:31 PM |
こんにちわ清岡です。
http://cte.main.jp/news/blog.cgi?time=1142240542&id=okakiyo#comments
↑さっき「漢代物質文化資料図説」を買いました。1991年の本で、本文が中国語な簡体字なんで私にとって読みづらいんですが、さすが後発なだけあって、「漢代の文物」の挿図をかなりカバーしてますし、載っていないのもたくさんありました。
本文3ページに対して挿図1ページぐらいの割合で豊富です。巻末にちゃんと出所がかかれていますし。
ただ件の進賢冠の画像は「漢代の文物」に比べ少ないですね。ただ、ちゃんと各部の名称が書かれています。
それで上の私の書き込みの訂正ですが、進賢冠にはばっちり屋がありました(汗)
あと、私にとって衝撃画像(笑)が一点あってそれが収穫でした。まだ本文を読めていないんで、それを読めてから追々、またどこかで書きますね。
| 清岡美津夫 | 2006/05/27 12:23 PM |
おお〜!うらやますぃー!私もゲットしたいなあ・・・。
やはりその2冊が要チェックなんですね。くわしい感想記事、楽しみにしております!
| 青 | 2006/05/31 12:17 AM |









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