青青日記

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最愛の子
シネスイッチ銀座

原題 親愛的 Dearest
2014年 中国・香港合作
ピーター・チャン(陳可辛)監督/製作
ヴィッキー・チャオ(趙薇)/ホアン・ボー(黄渤)/トン・ダーウェイ(佟大為)/ハオ・レイ(郝蕾)/チャン・イー(張譯)

 すげぇ…。
 親子もので泣かせるうえに、簡単じゃないものをどんどんぶっこんでくるな!中国映画の親子ものはハンパねぇな!

 黄渤は、「西遊記はじまりのはじまり」「越光宝盒」のお笑いしか知らんかったんで、今回はふつうのおっさんの男泣きぶりにやられた。
 ていうか、子どもを誘拐された気の毒な人にあんなに詐欺師が寄ってくるって、中国ってほんまに修羅の国やな!(それとも報道されないだけで日本でもそういうことあるのか??)
 中国古典小説では、不幸なアクシデントに一度まきこまれると連鎖にハマって悪夢のよーになっていくのがパターンだけど、現代でも実際にそうなんやな…。熾烈や…。

 被害者の会のハンさん(張譯)、良かった。
 あんなふうに、不幸を招いたのは自分の行いのせいというか、自分を責めるふうに考えてしまうんやな。この人、精神的にやられちゃうんじゃないか、自殺しちゃうんじゃないかとハラハラした。
 放生の風習とか、けっこう仏教的な思想が大陸でもいまでも残ってるんだなぁ、などとも。
 ハンさんが漢詩?京劇の唱?を歌うとこも良かった。あんなふうに古典が生きてるんだな、とも思ったし、これはハンさんが教養ある階層の人、てことなのかな?とも思った。(経済的に成功した階層の人っぽいし、大卒なんだろな、とか。)

 そしてなにより、趙薇ですよ!
 予告で見たときから、えっ、この田舎のおばさんを…?!て思ったけども、ほんまに良かった。
 誰かが、美人女優が美人じゃない役をやったときに本当の魅力が光ると言ってたけど、そう思う。
 言葉使いがぶっきらぼうでダサくて泥まみれの、農家のおばさん。警察でおどおどしてるとことか、でも子どものために必死なとことか、何度も泣かせた。
 あの大きい目が、やっぱ表情豊かでなぁ。

 深圳の弁護士は、レッドクリフで趙薇と恋愛した兵士の彼かー!
 トン・ダーウェイ(佟大為)さんね。

―――以下ネタバレあり―――
 ラスト、あの後はどうなるんやろな。
 趙薇に子どもができたのは、作者から彼女へのプレゼントというか、物語の救いかな。
 子どもと一緒に、田舎の家に戻れるといいな…。深圳から田舎に戻るのが幸福なのかは、外野の私が勝手に言うことではないけど。

JUGEMテーマ:映画

感想 |2016.02.03 Wednesday 23:57 | comments(0) | - |









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