青青日記

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「通し狂言 三人吉三巴白浪 / 奴凧廓春風」
 ちょっと奥さん、今月の国立劇場は行かないと損ですよ!

 三人吉三で、お嬢=福助、お坊=染五郎、和尚=幸四郎。なんかもうベストキャストじゃないのか、という。
 染五郎のお坊吉三がたいへん美しいお侍浪人ぶりで、お嬢じゃなくても一目ぼれしますね。お坊は殺人もなんなくこなす悪徒なんだけれど、どこかお坊ちゃんぽい育ちの良さがあるキャラだと思いますが、染五郎はまさにそういう雰囲気でした。
 お嬢は女装男子。福助は女形が板につきすぎて、「女装男子」というより「ガサツな女」に見える時がありました。笑(私の頭に福助=女という刷り込みがあるからかもしれません。)

 というか、「三人吉三」の通し狂言は初めて見たんですが、あらためてお坊とお嬢のガチホモ 熱愛ぶりに驚いたですよ。会いたかった会いたかった言い過ぎだよお前ら。
 そんで、やっぱりここです。

 強盗して殺した相手が恩人の父親だったと分かり、死ぬしかないと覚悟を決めたお坊吉三とお嬢の台詞
お嬢「生きながらえていろと言う、なぜその口で道連れに、一緒に死ねと言ってくれねえ」
お坊「そう心が据わったら、くどくは言わねえ、手前も俺と一緒に死ね」
お嬢「それでこそ兄弟のよしみ、留められるよりおらあ嬉しい」


 ラブラブです。
 「一緒に死ねと言ってくれ」ですよ!
 ホモ好きはみんな国立劇場へ行け!

 「奴凧廓春風」105年ぶりの完全上演だそうです。(上演というか、舞踊だけども。)
 先月の公演でも染五郎は「碁盤忠信」の復活上演をしていたので、2ヶ月続けての創作、しかも今月の舞台はほとんど出ずっぱり。本当に舞台が好きなんだなあ。おもしろいことをやってお客さんを喜ばせようという姿勢の前のめりさが良いです。

 あと自分は高麗蔵が好きなので、良い役でたくさん出番があって嬉しかったです。高麗蔵かわいいよ高麗蔵。
 黙阿弥は「三親切」= 「役者に親切、見物(お客)に親切、座元に親切」をモットーとしたそうですが、端役にも見せ場を作っているので、役者さんがみな楽しそうでした。
感想 |2012.01.05 Thursday 23:59 | comments(0) | - |









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