青青日記

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六博
六博 盤、さいころ、駒、点数棒 六博(りくはく)は、春秋末期から三国時代へかけてたいへん流行した2人用の盤上遊戯で、興じる人々の姿が画像石や俑などに残っています。
 ただ、残念ながらルールが伝わっていません。
 双六のようなレースゲームであるという説と、駒を取り合う戦争ゲームであるという説があります。双六というと子どもがやる暢気な遊び思いがちですが、それは江戸時代に発展した「絵双六」のイメージで、ここでいう双六とはバックギャモンのことです。バックギャモンとなると、ギャンブルをイメージしやすいですね。(*^_^*)
 道具は、絵のように30〜40cm四方の盤、さいころ、12個の駒、点数棒のセットです。
 ルールについて考証していたのは尚秉和『中国社会風俗史』と渡部武『画像が語る中国の古代』で、どうやら後者のほうが正しそうなので、それにのっとって描きました。

六博 さいころの目 梟
 さいころに「梟(きょう)」という目があり、これが最強の目で、駒を立てて「梟」のポイントに置いたんであろう、という考証でした。

 登場人物の許博昌(きょ・はくしょう)は、前漢の六博名人の名前です(『画像が語る中国の古代』246ページより)。すっかり兵隊くずれのヤンキー兄貴になってますが。
 そのライバル蔡穎(さい・えい)の名は、三国呉の廷臣で、孫和と韋曜から「バクチばっかやってんじゃねーよ」と説教された人物から取りました。(『三国志』呉・韋曜伝)

渡部武『画像が語る中国の古代』平凡社1991年
尚秉和『中国社会風俗史』東洋文庫 平凡社1969年

増川宏一『さいころ』ものと人間の文化史70 法政大学出版局1992年
 記述はオリエント〜西洋史と日本史の2本立てで、中国への言及はほとんどありません。ただ、『画像が語る中国の古代』には展開図しか載っていなかった前漢の十八面骰子の写真があり、作画資料になりました。
中国史オタ |2009.02.02 Monday 01:09 | comments(0) | trackbacks(0) |









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